熱中症は外でなるもの、と思っていませんか?実は、室内でも熱中症になる可能性はあります。
本格的な夏を前に、ここで“室内熱中症”に詳しくなっておきましょう。家の中のどんな場所、どんなタイミングで室内熱中症になりやすいか解説しながら、日頃から取り組みたい5つの予防対策をまとめていきます。
熱中症は、気温と湿度が高く、風通しも悪い場所で起こりやすい症状です。このような環境下で長時間にわたって水分補給を怠るとさらにリスクは増します。
また、乳児や高齢者は熱中症になりやすいので、より注意が必要です。
これの条件がそろえば、室内でも熱中症になり得ます。
2017~2019年に発生した熱中症のうち、3~4割は家の中で起こったという総務省消防庁のデータもあるほど、室内熱中症はよくあることなのです。
高温多湿の室内で作業に没頭し、水分補給がおろそかになれば、熱中症になる可能性は充分あります。
キッチンは料理をするときに火やお湯を使うため、高温多湿になりやすいです。間取りによってはエアコンの冷気も届きにくく、さらに汗をかけば熱中症のリスクはぐっと高まります。
また、冷房がない場所も室温が高くなりがち。廊下や洗面所、トイレは本来そんなに長居する場所ではありませんが、掃除などで長時間留まる場合は、こまめに休憩や水分補給のしてください。
コロナの影響からテレワークに切り替わった方も多いことでしょう。仕事に集中すると水分補給を忘れがちになるので、一定時間ごとに水を飲む習慣をつけることが大切です。
小さな子どもは自分の体調に異変があってもうまく伝えられないことがあり、さらに発汗機能も未発達なので、親がよく見てあげること。加えて、高齢になると体温調整機能や温度感覚が低下するため、エアコンを積極的に活用し、水分補給も意識して行う必要があります。
最後に、今日から始められる5つの熱中症予防対策を5つ紹介します。
1.温度計や湿度計で室内の状況をこまめに確認する
1日の中で室内の温度や湿度はけっこう変わるもの。温度計や湿度計を使い、いま自分が過ごしている部屋が快適かどうか数字で確認することが大切です。
2.室内に日差しが差し込まないように工夫する
窓から強い日差しが差し込むと、室内は高温になりがち。遮光性や遮熱性の高いカーテンを使う、窓にすだれをかける、緑のカーテンを育てるなどで日差しを遮る工夫をしましょう。
3.エアコンや扇風機を使って室温を26~28℃に保つこと
暑いと感じるときは、我慢せずエアコンや扇風機で涼を取りましょう。夜に暑くて目が覚めるなら、寝ている間は昼よりも少し高めの温度設定でエアコンをつけっぱなしにするのもおすすめです。
4.のどが乾いたと感じる前に水分補給をする
「のどが乾いたな」と思ったときには、すでに脱水状態になっているといわれます。1時間ごとにコップ1杯といった具合に、時間を決めて水分をとりましょう。
5.適度な運動や入浴で、汗をかきやすい体づくりをする
体が夏の暑さに慣れていない状態では、より暑さの影響を受けやすくなります。運動や浴槽入浴で汗をかくことを習慣にし、夏の暑さに強い体づくりを目指しましょう。
夏に家の中があまりにも暑くなるなら、断熱性が気になるところ。断熱性の高い家だと夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるほか、エアコン効率もよくなり省エネになる大きなメリットもあります。
今年の夏は室内熱中症対策を万全にしつつ、来年の夏は快適な新居で新生活をスタートさせませんか?城戸産業なら、安心・安全に暮らせる高気密・高断熱住宅のご提案・建築も可能です。
東大阪で快適に暮らせる住まいづくり・住まい探しをご検討なら、ぜひお問い合わせください。