2月20日はアレルギーの日。1966年のこの日、免疫学者がアレルギーの原因となる抗体を発見したことに由来する記念日だそうです。
ちょうど2~3月にかけてはスギ花粉が飛散ピークを迎える時期!花粉症の人にはつらい季節ですよね。
もし季節に問わず1年中なにかしらのアレルギー症状が出ているなら、原因はハウスダストかもしれません。今回はハウスダストの種類やハウスダストアレルギーの症状、症状を改善するための対策について解説します。
ハウスダストとは、人の目ではほぼ見えない1mmのチリやゴミのことです。目や鼻、気管支系から皮膚までさまざまなアレルギー症状を引き起こします。
よく見られる症状は以下のとおりです。
・目:かゆみ、充血、ゴロゴロ感などの違和感
・鼻:くしゃみ、鼻づまり、鼻水
・気管支:せき、たん
・皮膚:湿疹、かゆみ、乾燥
なお、鼻や気管支系の症状は風邪でも起こります。特にいまは新型コロナウイルスも流行しているので自己判断は禁物です。
ハウスダストアレルギーの場合は、人の動きに合わせて症状がひどくなるという特徴があります。
理由としてハウスダストは人が寝ている夜や、家に人がいない日中のうちに床に溜まり、家族が活動するのに合わせて空気中に舞い上がるため。
起床後や外出先からの帰宅後に症状が出るようなら、ハウスダストアレルギーを疑うべきかもしれませんよ。
ハウスダストの種類はさまざまで、花粉やダニ、家の中に侵入した昆虫の死骸やフン、人の髪やフケ、ペットの皮脂や毛、食べ物のカス、カビ、細菌など。
一部のハウスダストはふとんや毛布、衣類などの布製品や紙に溜まりやすいので、寝室や押入れ、クローゼット、書斎あたりはハウスダストの要注意エリアだといえそうです。
動かさない家具や家電の裏、部屋の端や床の角も掃除の際に見落としがち。また、水まわりはカビや細菌が発生しやすい場所なのでこまめな掃除が必要です。
なお、これらはあくまでも特に注意が必要な場所というだけで、ハウスダストは家中どこにでも溜まると考えたほうがいいでしょう。
ハウスダストによるアレルギー症状を和らげるにはどんな対策が役立つのでしょうか。日常的にできる対策を5つまとめました。
1.掃除は朝!床は掃除機より拭き掃除が吉
前述のとおりハウスダストは夜に床に溜まります。朝、家族が活発に動く前に掃除を済ませてしまいましょう。
なお、掃除機は排気でハウスダストを舞い上げるため、モップやフローリングワイパーで拭いてから仕上げに掃除機をかけるのがおすすめです。
2.布団やシーツはこまめに洗濯
ハウスダストが溜まりやすい寝具。シーツは週1、毛布は月1、布団も年1回は洗濯するのを習慣にしましょう。
3.適切な室温・湿度を保つ
ダニやカビが発生しにくい室温は20~25℃、湿度は50%前後といわれます。60%を超えるとカビが発生しやすくなるので注意が必要です。
4.外のハウスダストは家に持ち込まない!
花粉シーズンは、帰宅時に玄関前で服についた花粉を払ってから家の中へ。脱いだ上着は玄関にかけておけば部屋へ持ち込まずに済みます。
5.空気清浄機の設置もご検討を
ハウスダスト除去ができるフィルターを採用した製品を選びましょう。空気清浄機の選び方や設置するメリットは、以前に当ブログでも紹介しています。
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