子どもが小さいうちは親と同じ空間で生活するのが一般的ですが、何歳になったらひとり部屋を与えるべきなのでしょうか?
今回は子ども部屋を分ける時期と、レイアウトのコツをアドバイスします。ここで解説するポイントをおさえれば、子どもの片付けスキルが育つ部屋づくりが叶うかもしれません!
多くのご家庭では、子どもが小学校に入学する前後で子ども部屋を分ける傾向があります。
理由としては以下のとおりです。
・小学生という成長のひとつの節目を迎えるから
・ランドセルや教材など、子どもの物が増えるタイミングだから
・宿題が始まるため勉強スペースを確保したいから
これはあくまでも一般論であり、子どもの性格や成長具合によって多少は前後するものです。もっと早くても遅くても特に問題はありません。
子どもがひとり部屋で過ごせるか不安なら、とりあえず個室だけ作ってみてはいかがでしょうか。
いきなり部屋を完全に分けるのではなく、たとえば以下のように生活の一部を子ども部屋で過ごさせながら、徐々に個室に慣れさせていく方法もあります。
例1)宿題や予習はリビング学習で。終わったら子どもの持ち物は自室に片付けさせる。
例2)漫画やゲームは自分の部屋で。低学年の間の寝室は、親と同室にする。
子ども部屋のレイアウトは、以下の3つのポイントを押さえながら考えてみてください。
1.部屋の形から使い方を考える
部屋の形は長方形のほうが家具を多く置け、正方形のほうがスペースを広く使えるといわれています。
置きたい家具を決める前に、まずは部屋の形を観察しましょう。「どう使いたいか」を考えてから配置する家具を決めると、すっきりまとった部屋づくりができます。
2.将来の成長を見据える
子どもは成長するものです。小学生が使いやすいからと低め・小さめの棚やベッドを選ぶと、成長の過程で早々に買い替えることになります。
中学生や高校生になっても使えるよう、サイズや色、柄も考えて選びましょう。
3.整理整頓力を育む収納スペースづくりをする
子ども部屋の責任者は、子ども自身です。子ども部屋に置く物の管理は子どもにさせましょう。
自分の持ち物を使いやすいように片付ける習慣とスキルは、将来にわたって役立ちます。整理整頓力が身につくよう、片付けしやすい収納スペースを用意してあげることが重要です。
子ども部屋の収納スペースは、扉のないオープンクローゼットがおすすめです。その理由とメリットは以下の4つになります。
・どこになにがあるかひと目で分かるので、子どもでも整理整頓がしやすい
・開放感があり、部屋が広く見える
・通気性に優れるためカビやダニの予防につながる
・新しくオープンクローゼットを導入する場合、扉を設置しない分だけ費用を抑えられる
使ってみて「やっぱり収納スペースは隠したいな」と思ったら、ロールスクリーンやカーテンで隠す方法があります。扉より軽い印象になるので、圧迫感のないゆとりある空間づくりが叶うでしょう。
子どもの整理整頓力を育みたいなら、子ども自身に片付けをさせるのが一番の近道です。自分の持ち物をキレイに、使いやすく片付けるにはどうすればいいかを、工夫しながら実践できる環境を作ってあげましょう。
そろそろ子ども部屋が必要かもと思ったタイミングで、住替えを検討するご家庭は少なくありません。
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