家の中で管楽器を演奏する際の騒音対策とおすすめ防音グッズ | 住まいと趣味 | くらしのこと | エンジェルストーリープラス 東大阪を楽しく暮らすためのWEBマガジン

さまざまな楽器の中でも、管楽器の演奏音はかなり大きいほうに分類されることをご存じでしょうか？

音を数値化する単位のdB（デシベル）で表す場合、トランペットやサックスの演奏音はなんと落雷や、ジェット機が離陸時に発する音、コンクリート工事の音と同等の音量になります。
フルートやクラリネットの演奏音ならやや音量は下がりますが、それでも地下鉄のホームの音、滝の音と変わらないほど。

日常生活の中でうるさいと感じるパチンコ店やボーリング場の音、蝉の鳴き声よりも、管楽器の演奏音はずっと大きいのです。

演奏している本人にとっては心地よい音でも、近隣に住む人からすれば管楽器の演奏音はかなりの騒音になり得ます。トラブルを避けるためにも万全の騒音対策が必要となるでしょう。

それでは続いて、管楽器の種類別におすすめの騒音対策や役立つ防音グッズを紹介します。

まずトランペットには、ベルに消音器を装着し、演奏音をイヤホンから聞くようにできる「サイレントブラス」という防音グッズがあります。周囲に聞こえる演奏音はささやき声程度になるため、心置きなく演奏を楽しむことが可能です。

サックスの手軽な騒音対策としては、ベルにタオルなど布を詰める方法があります。そのほか、サックスの本体をまるごと包み込み、外に漏れる音をかなり小さくできる消音器も販売されているのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

音が完全に出ないほうが安心できるというなら、サックスやクラリネットのマウスピースに装着して使う「サイレントリード」を利用する方法も。音は出ませんが息は通るので、演奏する際の口の形や、指の動きを練習したいときに役立つグッズです。

上記に挙げたような防音グッズは、管楽器の騒音対策という面では充分な効果を発揮します。
しかし、本心を言えば楽器本来の音を楽しみたいと考える方も少なくないのでは？それなら、演奏する部屋に騒音対策を施しましょう。

たとえばウォークインクローゼットで演奏すれば、衣類が演奏音を吸収してくれるため音を多少は軽減できます。
さらにカーテンを防音カーテンに変える、窓のシャッターを閉める、音が伝わりやすい壁や窓から離れて演奏するなどの工夫でも、多少は屋外に漏れる演奏音を軽減できるはずです。

とはいえ、これらは前述した防音グッズと比べれば、万全の騒音対策とは言えないかもしれません。

もっともおすすめの騒音対策は、やはり防音室の中で演奏することです。防音室の導入にはまとまった費用はかかりますが、さまざまな防音グッズをあれこれと試すよりはコスパがよい可能性もあります。

すでに管楽器を趣味にしている、これから長きにわたって管楽器を演奏する予定であるという方なら、防音室の導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか？

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