子どもに習わせる楽器といえばピアノを想像する方は多いのでは。すらすらと鍵盤を弾いて音色を奏でる姿はかっこいいですよね。
ここでは家にピアノを設置するときの注意点と、気になる騒音対策について解説します。あわせて日本とピアノの歴史も紐解いてみましょう。
ピアノの記念日があることをご存じですか?1823年7月6日、日本に初めてピアノが持ち込まれたことに由来する記念日です。
ピアノを持ち込んだのはドイツの医師であるシーボルト氏で、彼と親交があった4代熊谷五右衛門(くまやごえもん:江戸時代後期の豪商)に贈られました。
日本への贈り物ではなく、個人から個人への贈り物だったとは意外ですよね。
このときに持ち込まれたピアノは「日本で一番古いピアノ」として、山口県萩市にある熊谷美術館に展示されています。現代のピアノとはかなり見た目が違っていますので、機会があれば見に行ってみてはいかがでしょうか。
ピアノはとても重い楽器です。もっとも軽いキーボード型の電子ピアノなら10~30kg程度ですが、同じ電子ピアノでも添置型(電子型アップライトピアノ)になれば40~100kg以上になるものもあります。
生ピアノならアップライトピアノで190~280kgほど、グランドピアノなら260~400kg以上になることも。
家にグランドピアノを置くなら床の補強を検討したほうがよいでしょう。
電子ピアノやアップライトピアノの場合、補強は不要です。現在の建築基準法に基づいて建てられた家なら床が抜けるようなことはありません。
とはいえ、やはりフローリングがヘコんだり傷ついたりする可能性はあります。床へのダメージをなるべく防ぎたいならピアノの下に合板を敷く、脚にインシュレーターを履かせるなどの対策を取りましょう。
なお、ピアノを購入する際には家にどう運び込むか、搬入経路を事前に考えておく必要があります。
ピアノは非常に大きいため玄関扉から入らない可能性が高く、掃き出し窓(窓の下部が床まである窓のこと)から搬入する場合が多いです。
2階に搬入したいなら、バルコニーに掃き出し窓がないと搬入は難しいと考えましょう。
新築にピアノを設置することがすでに決まっているのなら、
・床の補強が必要か否か
・搬入経路はどうするのか
を、家の設計段階から住宅会社に相談しておくと安心です。
ピアノの音は壁や床、窓から外へ漏れます。近所との騒音トラブルを防ぐためにも、家にピアノを設置するならあらかじめ騒音対策を万全にしておきましょう。
窓の騒音対策には二重窓が効果的です。気密性の高い防音用サッシを導入し、サッシのスキマがほとんどない状態にしておくと窓から外へ漏れる音がかなり軽減されます。
床の騒音対策をするなら防音カーペットを敷きましょう。性能の高い遮音ラグや防音カーペットを敷けば効果てきめんです。
防音用ではない普通のラグやカーペットでも、なにも敷かないのと比べれば音を軽減できます。
ピアノの鍵盤を弾いたり、ペダルを踏んだりしたときに起こる振動は想像以上に床へ響くものです。2階にピアノを設置するなら防音カーペットは必須になりそうですね。
ピアノが置ける新築を建築したい、購入したい!とお考えなら城戸産業へご相談ください。搬入経路や騒音対策に関するアドバイスを交えつつ、お客さまの理想の住まいをご提案させていただきます。
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