ひな祭りのシンボルといえば雛人形です。なんでも、ひと昔前と現代では雛人形のカタチが変わってきているのだとか。
今どきの雛人形事情を解説します。
合わせて雛人形を飾るのにおすすめの場所と方角、来年まで美しさを維持する保管方法まで、雛人形の気になるアレコレをまとめました。
毎年3月3日のひな祭りに飾られる雛人形には「女の子が健やかに成長するように」という願いが込められています。
ひと昔前まで、女の子のいる家では7段や5段の豪華な雛人形が飾られる光景をよく目にしました。しかし、現代はマンション住まいの家庭も増え、間取りにも余裕がなく大きな雛人形を飾るのが難しいケースが増えてきているのだそうです。
このような背景から、近頃はお内裏さまとお雛さまだけが並ぶコンパクトな雛人形が主流になりつつあります。
さらに最近の雛人形は昔ながらの平安美人顔から現代風美人まで、顔の種類も増えました。大きさ、顔、表情などさまざまなポイントから、お子さまにぴったりの雛人形を選べるようになっています。
雛人形はお祝いごとで飾るものですので、飾る方角は東向きもしくは南向きがいいとされます。飾る場所は床の間が一般的でした。
とはいえ方角に厳密なルールがあるわけではなく、現代は床の間のない家も珍しくありません。住まいの間取りやスペースに応じて最適な場所に飾ってあげましょう。
おすすめは和室です。和装の雛人形の雰囲気ともよく合います。
家族がよく集まるリビングに飾れば、一家団欒の時間に華やかさをプラスしてくれそうです。
玄関なら来客の目にも触れるほか、外出時と帰宅時に必ず目に入るので靴箱の上に飾ることも検討してみてはいかがでしょうか。コンパクトな雛人形ならスペースを気にせず飾れます。
なお、直射日光や風があたる場所、高温多湿のところに飾るのは避けましょう。ペットがいたずらしてしまう場所や、小さな子どもの手の届くところも危ないので控えてくださいね。
雛人形は晴れていて空気が乾燥している日に片付けましょう。雛人形にとって湿気は大敵!カビやシミの原因になることもあります。
湿度が高い場所や、直射日光があたる場所にしまっておくのもNGです。押入れやクローゼットにしまうなら、上の段のほうが比較的湿気が少なくなりやすいのでおすすめです。
雛人形をしまった箱には人形用の防虫剤を入れ、虫よけ対策をおこないましょう。このときの注意点は防虫剤が人形の顔や衣装に直接触れないようにすることと、薬剤の種類が違う防虫剤を組み合わせないこと。
シミや変色、汚れなどの予期せぬトラブルを引き起こす原因になり得るので、使い方には注意してくださいね。
また、雛人形の質を長く保つためには秋ごろに一度虫干しすることが推奨されています。片付ける日の天気と同様、秋のカラッと天気がいい日に雛人形を一度箱から取り出し、陰干しすると虫害やカビの予防に効果的です。
翌年のひな祭りにまた美しい雛人形を飾ってあげられるよう、しっかり保管してお手入れも忘れずしてあげましょう。
子どもの健やかな成長は親の願いです。これからどんどん大きく、やんちゃになっていく我が子のために広い家への住み替えを検討する親御さんも少なくないのでは?
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