梅雨シーズンで蒸し暑い日も多い6月。しかし「暑いけれどエアコンはまだ早い」と感じる微妙な季節でもありますよね。
そんな春から夏への変わり目に活躍するのが扇風機です。
ところで扇風機とよく似た家電にサーキュレーターがありますが、両者にはどんな違いがあるのでしょうか?
今回は夏に試したいサーキュレーターを使った暑さ対策と節電術を解説しながら、おすすめの活用方法も紹介します。
扇風機とサーキュレーターは、風の送り方と使用用途が異なります。
まず扇風機は風にあたって涼みたいときに使うもので、ファンは大きく、広範囲に届く風を出すのが特徴です。
首は左右と斜め上下に動きます。静音性に優れていることに加えて、タイマー機能がついている機種も多いので、就寝時に使いたいときにも便利でしょう。自動首振り機能を使えば部屋にいる人たちにまんべんなく風を届けることもできます。
対してサーキュレーターの目的は空間の空気を循環させることです。小さめのファンからは風がまっすぐに送られ、室内に空気の流れを生み出します。
首は左右に加えて真上にも動くのが特徴です。
このように両者は風の送り方が違うため、扇風機の代わりにサーキュレーターを使うといった代用はおすすめできません。
電気代の面で見比べると扇風機とサーキュレーターに大きな差はなく、ともに1時間あたり0.5円程度といわれています。
もっと電気代を抑えたいなら扇風機は省エネタイプを、サーキュレーターならDCモーターを搭載した機種を選ぶと節電効果が期待できるでしょう。
昨今の夏は暑く、夏本番になるとエアコンなしで過ごすのはとても厳しくなりました。毎年夏はエアコンの使用により電気代が跳ね上がってしまう…とお悩みなら、エアコンとサーキュレーターを併用してみてください。
前述したとおりサーキュレーターの役割は空気を循環させることです。使い方はエアコンの真下にサーキュレーターを置き、運転させるだけ。
床に対して平行に風が出るように首の角度を調整して電源をONすると、部屋の下に溜まった冷気が部屋全体にまわり涼しく感じられますよ。
エアコンの設定温度が高めでも快適に過ごせるので、この夏にぜひ試してみてくださいね。
サーキュレーターにはほかにもさまざまな活躍の場面があります。おすすめの活用方法を3つまとめました。
その1.部屋の換気
部屋の中央にサーキュレーターを置き、開けた窓に向かって風を送りましょう。室内の空気が外に出て新しい空気が取り込まれます。部屋のニオイや湿気が気になるときに便利です。
その2.洗濯物の部屋干し
部屋干しの洗濯物に向かってサーキュレーターの風をあてると素早く乾きます。梅雨やゲリラ豪雨が多い季節に重宝するでしょう。
部屋干しで室内の湿度が高いときには前述した方法で換気するのもお忘れなく。
その3.浴室乾燥
湿度が高い季節は浴室に湿気が残りやすく、カビが生えやすいです。
入浴後に浴室のドアを開け、脱衣所から浴室に向けてサーキュレーターで風を送ってみてください。濡れた浴室がカラッと乾きますよ。
サーキュレーターは1年を通じて活躍してくれる便利な家電です。エアコンとの併用はもちろん、今回ご紹介した活用方法もぜひ試してみてくださいね。
いまの住まいが夏に暑すぎ、冬には寒すぎるとお悩みなら住み替えを検討してみてはいかがでしょうか。
東大阪で1年中快適に過ごせる高気密・高断熱の住まいづくり、住まい探しをするなら城戸産業へご相談くださいませ。