飼い猫の脱走には数々のリスクが伴います。最悪の場合は、もう二度と会えなくなってしまう可能性も。
大切な家族であるペットを傷つけないためには脱走対策が必須です!今回は、いますぐ実践したい猫の脱走対策をまとめました。
飼い猫が脱走したときに考えられるリスクは、以下の4つです。
1.そのまま帰ってこなくなる
脱走した猫はパニックを起こし、警戒心がとても高い状態になります。追いかけてくる飼い主を怖がって逃げ出したり、野良猫に追いかけられたりして、そのまま迷子になってしまうことも珍しくありません。
2.事故
猫が道路に飛び出し、交通事故を起こしてしまう危険性もあります。ケガの度合いによっては命を落とすこともあるため、絶対に避けなければなりません。
3.ケガ・感染症
野良猫との接触や喧嘩により、ケガを負ったり、感染症にかかったりするリスクもあります。
中でも猫白血病ウイルス感染症、猫エイズには特に注意が必要で、これらの感染症は野良猫との接触でうつるケースも多いです。また、いずれの感染症も治療法はありません。
感染しても発症せず、長生きする猫もいますが、そもそも感染させないことが重要です。
4.妊娠・出産
避妊、去勢手術をしていない猫が脱走した場合、野良猫と交尾してしまう可能性も。飼い猫が予定外の妊娠をする、野良猫が増えるなどの問題につながるほか、交尾により上記の感染症がうつる危険性もあります。
ところで、猫が脱走する原因はなんなのでしょうか。脱走しやすい猫の特徴は以下のとおりです。
・外で暮らした経験がある(元野良猫、保護猫など)
・好奇心旺盛
・未避妊、未去勢(発情期に、異性の猫を探しに外へ出ていってしまう可能性がある)
地震や大きな物音といったアクシデントに驚き、勢いで逃げ出すことも。多頭飼いの場合には、ほかの猫との相性が悪くて逃げ出すこともあります。
猫の脱走を防ぐためにできることは、たくさんあります。最後に具体的な脱走対策を解説していきましょう。
・玄関
玄関ドアを開けたとき、猫が足元からすり抜けて外へ出るケースはとても多いです。玄関前に柵を立てる、脱走防止扉を作るなどで対策しましょう。猫はジャンプ力があるので、柵は1.7~2m ほどの高さがあると安心です。
・窓
猫は頭がよく、引き戸くらいなら簡単に開けることができます。窓には必ずカギをかけましょう。
猫が窓に直接触れないよう、ワイヤーフェンスやメッシュパネルを突っ張り棒で固定し、窓枠に沿って設置するのも効果的です。
・網戸
網戸を破って出ていく可能性もあります。やぶれにくい網戸に交換したり、市販のストッパーをつけたりして対策しましょう。
・ベランダ
手すりに飛び乗り、そのまま外へ出てしまうことも。マンションだと落下の危険もあるため要注意です。
ベランダに出入りする際には猫を部屋から出す、ベランダの全面を鳩よけネットで囲うなどの対策で安全性を高めましょう。
もし猫が脱走してしまったときは、家の近所の暗い場所、隠れやすい場所をくまなく探してみてください。
首輪を嫌がらない猫なら迷子札をつけておくのもおすすめです。マイクロチップを装着させ、飼い主の情報を登録しておくことも検討しましょう。
飼い猫が脱走して、そのまま帰ってこなくなったら…と思うと、胸が締めつけられそうになる方は多いのでは。
猫の脱走は未然に防ぐことがなにより大切です。今回紹介した内容を参考に、ぜひ脱走対策を実践してみてくださいね。
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