近鉄奈良線「瓢箪山駅」・「東花園駅」から徒歩14分のところにある神社です。
池島の旧村北側、字大門と呼ばれるところにあり、
祭神は大山咋命(オオヤマクイノミコト)(旧山王権現)、
素盞鳴命(スサノウノミコト)(牛頭天皇)で磐長姫(イワナガヒメ)を配祀しています。
もと集落内字南口に牛頭天王社、字北町(今のところ)に山王権現社がありましたが、
明治5年(1872)に枚岡神社へ合祀され、同18年に再び分れて両社を合せ、村名をとって池島神社とされました。
境内には両社の石燈籠が拝殿前に配されています。
池島神社南側の参道の石鳥居の両脇にある石燈籠に、浪華落語反対派太夫元岡田政太郎と
富着席、花月帝などの寄席名が刻まれています。
明治時代末期、大阪では落語が主体の寄席が全盛期でしたがそれに反対して岡田政太郎らは
浪華落語反対派という組織をつくって、曲芸、手品、落語などを合わせた興行をして成功しました。
燈籠はその時に建てられたものです。政太郎は宿望半ばにして大正9年(1920)に亡くなり、
その興行方針は現在の吉本興業にいたっています。現在演じられている漫才の元祖といわれる玉子屋円辰も池島出身の人です。
円辰の孫弟子からは夢路いとし、喜味こいしなどが出ています。円辰の墓も池島墓地にあります。
〒579-8064
大阪府東大阪市池島町3-8-8